ツヤっと丸みのあるボブスタイルは、可愛らしい印象で人気が高いですよね。女性芸能人でもボブカットの方は多く、年齢も問わずにできる女性らしいスタイルなのでぜひ上手に取り入れたいです。
ショートスタイルに分類されるボブカットはくせっ毛や天然パーマの方だとフォルムが作りづらいのが問題です。そんなとき髪全体をまっすぐとストレートにする施術、縮毛矯正が強い味方です。
が、しかし。
髪を真っ直ぐストレートにしその後丸みのあるシルエットにカットするのは高度な技術が必要です。縮毛矯正後のボブスタイルはお安い美容室では失敗してしまう可能性も。
今回は縮毛矯正×ボブの失敗事例3選を紹介します。また、せっかくボブにしたのに「こけし」っぽくなってしまった場合や「ぺったんこ」になってしまった場合、まとまりづらい「広がる髪」で困っている場合の対策も合わせて紹介します。
この記事を読めば失敗すること無く理想のボブヘアを叶えることができますよ。
Contents
縮毛矯正とボブは「技術力」が必須!失敗すると「こけし」風になることも
縮毛矯正とボブには技術力が必要です。縮毛矯正はクセの特徴を捉え、一人一人にあった薬剤の選定が必要です。長年の経験がなければ難しい矯正技術です。
また、縮毛矯正と馴染むようなボブカットはさらに高度な技術が必要になります。自然な丸みのあるボブカットに仕上げる技術は美容師さんの努力の賜物です。
ボブはシルエットが命なので、崩れていては残念な印象になってしまいますよね。縮毛矯正無しでボブにすることもできますが、ボブカットの際に縮毛矯正がおすすめ場合は以下の通りです。
どんなに元の毛がストレートな人でもつむじの流れ方などで完璧なシルエットを作るのは難しいものです。でも縮毛矯正をかけた後のボブカットなら、つるんと艶のある見事なシルエットのボブヘアーになれちゃいます。
縮毛矯正後のボブカットは高い技術力が必要なので、失敗すると「こけし」風になってしまう恐れも。縮毛矯正✕ボブカットは理想を叶えるために必要ですが、失敗の可能性もあるという難しい掛け合わせなんです。
縮毛矯正xボブの失敗例1:「こけし」のような髪型に
縮毛矯正のまっすぐ加減が相まって、ボブが「こけし」っぽくなってしまった!せっかくおしゃれなボブにしたかったのに仕上がりが「こけし」風なんて嫌すぎますよね。
実は今っぽい切りっぱなしのスタイルも「こけし」スタイルになりやすいんです。さらに日本人は黒髪の方が多く、やや重みのあるボブスタイルでは「こけし」のような見え方になってしまいがち。
可愛いはずのボブが和風全開の「こけし」になっちゃった・・・そんなときの対策をブローの仕方からヘアケアまで詳しく紹介していきます。
もしボブで縮毛矯正して「こけし」になってしまった場合の対策は?
もしボブで縮毛矯正して「こけし」になってしまっても、簡単にできる対策があります。
ワックスでエアリーに
まず、こけしに見える最大の理由は毛先が揃いすぎていることです。揃ってしまった毛先を散らすようにワックスでセットしましょう。ハードめな、キープ力のあるワックスを揉み込むように全体に馴染ませ、毛流れを散らすようにスタイリング。泡タイプのワックスを揉み込んでふわっとしたエアリーさを出すのもいいですね。重い印象が「こけし」見えにつながってしまうので髪が空気を抱き込むのをイメージしてスタイリング剤でふんわり仕上げましょう。
ヘアアイロンで外ハネにアレンジ
また、アイロンで外ハネにしてしまうのもおすすめです。毛先が軽く外を向いた外ハネスタイルはトレンド感もありとってもキュート。元気な印象を周囲に与えるので「脱こけし」で明るく見えますよ。外ハネスタイルは簡単アレンジですが注意点もあります。外ハネの際に角度をつけすぎて、カクっとなってしまわないようになめらかにコテをスライドさせましょう。なめらかな外ハネが印象を明るく見せてくれますよ。
前髪を無くしてオトナな雰囲気に
「こけし」に見えてしまう一番の原因は前髪です。上記の方法を試しても「こけし」感が拭えないときは思い切って前髪をなくすワンレンスタイルがおすすめ。ストレートボブのワンレンは大人っぽく上品な印象が強まります。おでこを出すのに抵抗がある、という方は前髪を横に流すのがいいでしょう。今流行のシースルー前髪もいいですね。「こけし」感のあるフォルムが崩れるので、ナチュラルなボブスタイルになれますよ。
ハイトーンボブなら「脱こけし」
最終手段として、髪を染める方法も。黒髪が一層「こけし」っぽさを増加させている場合は髪色を明るくしてみてはどうでしょうか。ハイトーンのボブヘアならもう「こけし」なんて言わせません。今っぽさとヌケ感のあるアッシュはボブとの相性も◎ただし縮毛矯正もカラーも、となると髪にはダメージが大きいので、時期をずらしたり、トリートメントをしたりと髪をいたわることもお忘れなく。
縮毛矯正xボブの失敗例2:髪型が「ぺったんこ」に
もともとの髪の量が少ない方や、猫っ毛の方は縮毛矯正で作ったせっかくのボブが「ぺったんこ」になってしまうかもしれません。ボリュームのないボブヘアは貧相な印象になってしまいますよね。そんなときは簡単にできるヘアアレンジやブローの工夫できれいなボブを目指しましょう。
もし縮毛矯正して髪型が「ぺったんこ」になってしまった場合の対策は?
もし縮毛矯正して髪型が「ぺったんこ」になってしまっても簡単にできる対策があります。
シャンプーを変えて「ぺったんこ」ヘア卒業
まずは基本的なことですが、髪全体に油分が多いと「ぺったんこ」髪の原因になってしまいます。シャンプーの際にしっかりと泡立てて洗浄するのがおすすめ。またコンディショナーは付けすぎず、流し切ることも意識してください。脂質肌の方は髪にも油分が多い場合があります。洗い上がりがさっぱりとする洗浄力の強いシャンプーが適しているでしょう。髪への優しさ重視のアミノ酸タイプよりは高級アルコール系と呼ばれるタイプがおすすめ。ラスレス硫酸、アルキル硫酸、硫酸エステルが成分に含まれたシャンプーをぜひ一度お試しください。
ブローの仕方で髪全体のボリュームアップ
ドライヤーの際には真上から風を当てすぎず、横や下からも風を当ててふんわりと乾かすのが大切です。前から後ろに向かってブローすることが多い方は、後ろから前に風を送るように意識しましょう。真上から風を当てると髪全体のボリュームがダウンし、より「ぺったんこ」な印象に。ブローの際に根本を立ち上げふわっと仕上げるのが良いでしょう。
目の粗い柔らかなブラシに変えてみる
「ぺったんこ」が解決されない場合は、髪がボリュームダウンするブラシを使っている可能性も。コンパクトで目の細かい硬めのブラシは髪の毛を解きほぐし落ち着いた髪に仕上がり「ぺったんこ」さんには不向きです。ボリュームアップを狙うなら目の粗い柔らかなブラシがおすすめ。程よく髪をとかしてくれます、目の粗いブラシなら絡まることが減り髪も抜けずらいので長期的にも髪のボリュームアップに繋がりますよ。
大きめワンカールでゴージャス見え
スタイリングの工夫では毛先を内側に大きくカールさせ、自然なボリューム感を出すのがGOOD。毛先に大きめのワンカールを作ることで、立体的なボリュームができるので、「ぺったんこ」な印象におさらばできますよ。毛先が真っ直ぐだと全体的にすとん、というコンパクト感が強調されてしまいますが、大きめのカールがあるとゴージャスなイメージに。
ワックス・ヘアスプレーでボリューミなボブスタイルに
髪が立ち上がるようなハードワックスを使うのもいいですね。ボリュームが欲しいトップの部分に揉み込んで持ち上げるイメージです。濡れた髪に使用するとベタつきの原因になってしまうのでブローしきってから使用しましょう。また、「ぺったんこ」ヘアにはヘアスプレーも役立ちます。髪の内側からボリュームを出すようにスプレーします。内側からボリュームのあるボブに仕上がりますよ。ただし髪の上からかけるのはNG。テカテカしたツヤが出て、不自然に見えてしまう原因に。
縮毛矯正xボブの失敗例3:「広がる髪」でまとまらない
髪の毛一本一本が太めの、しっかり毛質の方や、ごわつきがあり広がりやすい方は丸みのあるボブにカットしても上手くまとまりづらいですよね。ボブはまとまり感のあるフォルムが大切なので、しっかり「広がる髪」対策をしましょう。縮毛矯正後も「広がる髪」でお悩みの方におすすめのヘアケア方法やおすすめブラシを紹介します。
もし縮毛矯正しても「広がる髪」でまとまらなかった場合の対策は?
もし縮毛矯正しても「広がる髪」でまとまらなくても簡単な対策がありますよ。
ヘアアイロンの熱でまとまった美髪に
まずは全体をブラッシングし、毛流れを一定に整えます。その後髪全体にストレートアイロンを通しましょう。均等にアイロンがかかるようブロッキングして、髪を少量ずつスタイリングしていくのがポイント。縮毛矯正で真っ直ぐになった髪でも寝癖や毛流れのクセで広がってしまうもの。アイロンの熱の力でしっとり落ち着いた髪になりますよ。注意点は何度もアイロンを通すのではなく、一度だけゆっくりと通すこと。何度もアイロンすることで摩擦が加わり髪にダメージを与えてしまいます。
オイルの力でまとまり感UP
また、ドライヤー前にオイルをしっかり付けておくのもおすすめ。タオルドライ後、毛先を中心にオイルを浸透させましょう。オイルの重みで髪が自然とボリュームダウンしますよ。ヘアオイルには美容成分がたっぷりなので髪の痛みを補修してくれる効果もあります。ボリュームダウンと美髪ケアが一石二鳥でできちゃいますね。
ブラシを変えて広がらない髪へ
髪の広がりやすさが気になる方はブラシを変えてみるのもいいでしょう。意外と気にしていないヘアブラシですが、ブラシによっては静電気を発生させ、髪が広がる原因になることも。髪をボリュームダウンさせるには絡まった髪をしっかりとかしておくのが大切です。また猪毛や豚毛のブラシも◎。動物が持つナチュラルな油分が髪に馴染んで自然と広がりを抑えてくれます。髪にも優しいので、ブラッシングでの髪へのダメージも抑えられます。
デイリーケアで艶のあるまとまる髪を目指す
髪の傷みや乾燥も広がりの大きな原因です。紫外線や摩擦のダメージで髪は簡単に傷んでしまいます。紫外線対策のためのに日中は帽子の使用もいいでしょう。毎日のシャンプーやドライヤーはもちろんですが、トリートメントや美容液を使ったデイリーなヘアケアがとっても大切。タオルドライ後には美容成分たっぷりの美容液で髪に栄養を与えてあげてください。艶のある天使の輪っかが見える広がりとは無縁のボブを目指すために日々のヘアケアに力を注ぎましょう。
最後に:縮毛矯正xボブは難しい技術..出来れば縮毛矯正専門店での施術を!
どこの美容室でも行える縮毛矯正ですが、技術力が重要な施術です。定番ヘアスタイルのボブヘアもベーシックだからこそ、ごまかしの効かない難しい髪型です。どちらか一つなら施術も難易度は低いですが、縮毛矯正で髪を真っ直ぐにし、丸みが美しいボブを再現するのは実はかなりレベルが高いことなんです。
失敗して残念なボブにならないように、可能なら縮毛矯正専門店での施術をおすすめします。口コミや施術事例が掲載されているサイトだと、安心感もアップしますね。
縮毛矯正専門店にはどんな髪質も上手に仕上げるためのノウハウがありますので、クセを上手に伸ばし、扱いやすい髪に仕上げてくれますよ。
キレイなフォルムのボブを手に入れるためにぜひ、縮毛矯正専門店での施術を検討してみてくださいね。
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