インナーカラーとは髪の外側や表面の見えるところではなく、内側の普段は見えにくい場所に入れるヘアカラーのことを指しています。
普段髪を下ろしているときは見えませんが、動いたときや耳をかけたとき、結んだときに中のカラーがチラッと見えとてもおしゃれなヘアスタイルです。
インナーカラーにはインパクトのあるカラーから、目立ちにくいカラーまで、さまざまなカラーがあり、選ぶときは悩む方が多いです。またどの場所に入れるといいか悩んでいる方も多いはず。
ここではインナーカラーについて施術内容や魅力、おすすめヘアスタイルなどをまとめております。インナーカラーを検討している方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
Contents
インナーカラーとは?
上記でも説明したとおり、インナーカラーとは髪の内側だけを染めるヘアカラーです。
アクセサリーのようなアクセントのあるインナーカラーは人気が高まっています。そこでインナーカラーについて詳しく調べてみました。
施術内容や入れる場所、価格、セルフでできるのかなどについて詳しく紹介していきます。
ブリーチはするの?施術内容を紹介
インナーカラーを入れていく工程について、流れをおおまかに説明していきます。
- カウンセリング
- インナーカラーをする範囲を決める(ブロッキング)
- インナーカラーをする部分をブリーチして色を抜く
- 色をいれていく
- シャンプー
工程でわかるとおり、インナーカラーを入れるメニューには、ブリーチありなことが多いです。しかしブリーチなしでもインナーカラーを入れることは可能です。
ただし髪全体の色とインナーカラーの境目がはっきりせず、ほとんど分からない場合があります。
そのためキレイな色を出して境目をはっきりさせたい方や、透明感を出したいと思われている方にはブリーチが必須になります。
ブリーチで髪に負担がかかるのが嫌だけど、色をキレイに出したいと思われている方は、黒髪に金のインナーカラー、茶髪に赤のインナーカラーのように、髪の全体の色と差がでるインナーカラーを選ぶと良いでしょう。
入れる場所を長さ別に紹介(レングス別)
ショートとボブ、ミディアム、ロング、メンズ別にインナーカラーを入れるとおしゃれに見える場所をまとめました。それではおすすめの場所を紹介していきますね。
ショート・ボブスタイル編
ショートやボブスタイルは、子供っぽく見えてしまうこともありますよね。そんな時はインナーカラーを入れることで、大人かわいいを演出できますので試してみてください。
おすすめの場所はショートスタイルでもできる「こめかみ」です。ボブスタイルの方は、こめかみから耳まわりにかけてインナーカラーを入れるといいですね。
耳かけをしたときや、ピンでアップしたときにチラッと見え、さまざまなアレンジが楽しめます。個性を出したい方は前髪の内側に入れてもGOODです。
ミディアム編
ミディアムスタイルの方はアレンジがしやすく、落ち着いた色から目立つ色まで、違和感なくいろいろなカラーが楽しめます。
場所はサイドや後ろに入れるのがおすすめです。複数の色を使ったり、ところどころに入れることで立体感のあるヘアスタイルになりますよ。
ロングスタイル編
ロングスタイルの方は長さがある分、アップスタイルや巻き髪などのヘアアレンジをしないと、見えにくい場合があります。
そのためインナーカラーを活かしたい方は目立つカラーを選ぶといいでしょう。入れる場所は耳まわりや後ろの部分がおすすめです。
メンズ編
襟足やサイドにインナーカラーを入れることで、簡単におしゃれ度をアップできます。
またインナーカラーを入れると動きがでて、襟足やサイドのインナーカラーをセクシーにチラッと見せられますよ。
個性を出したい方は、前髪の内側やツーブロックの刈り上げ部分に入れるとGOODです。
インナーカラーの価格や施術時間はどのくらい?
ブリーチをしてインナーカラーを入れる場合、ダブルカラーになるため、通常のヘアカラーにプラス5,000~10,000円ほどの設定であることが多いです。
施術時間はカットなしで1時間半~2時間前後、カット込みで2時間半~3時間前後が平均です。
ブリーチの回数や、美容室、担当するスタッフの人数によって変わってきますので、正確な時間が知りたい方は事前に確認しましょう。
メリットがたくさん!インナーカラーの魅力を紹介
ここではたくさんの魅力があるインナーカラーのメリットについて解説しております。
いろいろなカラーが気軽に楽しめるインナーカラー
落ち着いたカラーから派手めなカラー、外国人風カラーなど、ヘアカラーの種類は多くて選べませんよね。しかも自分に合うのかが不安。
インナーカラーはハイトーンカラーや派手めなカラー、気になっているカラーを見えにくい場所に入れることで気軽に楽しめます。
1色のカラーだと飽きてしまう方や個性を出したい方にもおすすめです。いろいろ試して自分に合うインナーカラーを見つけましょう。
目立ちにくい色だったらオフィスでも浮かないインナーカラー
2020年はオフィスOKなインナーカラーがトレンドです。インナーカラーは派手なカラーだけでなく落ち着いたカラーもあります。落ち着いたカラーは透明感がでたり、さりげないおしゃれができるヘアカラーです。
オフィスOKのおすすめのカラーは、「ダークブルー・グレージュカラー・ミルクティーベージュ」です。室内では目立ちにくいダークブルーですが、太陽光にあてるとキレイなカラーがでて今っぽい印象に。
グレージュカラーは落ち着いたカラーとの色なじみが良く透明感が抜群です。ミルクティーベージュはハイライト効果で髪に動きを出してくれ、やわらかい印象になるカラーです。
ブリーチのダメージ部分が少ないインナーカラー
内側だけをブリーチするインナーカラーは、全体にブリーチをかけるのではないため、ブリーチのダメージが少ない範囲で済みます。そのためブリーチをするのに勇気がいる方でも気軽に挑戦できます。
気分で自分らしいスタイルができるインナーカラー
普段の巻き髪やヘアアレンジで、インナーカラーがアクセントになり、いつもとは違う自分を出せます。あなたをよりおしゃれに、よりかわいく見せ、自分らしいスタイルを楽しみましょう。
セルフでもインナーカラーはできるの?
インナーカラーはセルフでもできるのか?そんな悩みをかかえている方は少なくないですよね?そこでセルフインナーカラーについてと、色持ち、ケア、シールエクステについて紹介していきます。
インナーカラーはセルフでもできる
タイトルどおり、インナーカラーはやり方とコツ、注意点を把握していれば、自宅でセルフで行えます。まずセルフで行う手順を紹介していきます。
①インナーカラーを入れる場所を決めてブロッキングをする
入れる場所を決めて、染める場所と染めない場所をキレイに分けておきましょう。セルフで行う場合この作業がキレイに仕上げるために最も大切になってきます。
②1回目のブリーチをする(必要に応じてブリーチは2回する)
入れる場所にもよりますが、サイドとハチに入れる場合、サイドのハチの下あたりから、後頭部の中央、後頭部の下の部分の順に行うのがコツです。
また塗るときは中間から毛先に塗って明るさをチェックしてから、根元から中間に向かって塗っていきましょう。
③色を入れる
色を入れるときは、カラートリートメントや、カラーバターのように、ダメージが少ないカラー剤を選ぶといいでしょう。
インナーカラーの色持ちについて
色持ちは髪のダメージや、髪質で大幅に異なりますが、約2〜3週間前後と言われています。
またカラーによって色落ちしてもキレイな色と、ほとんど色が入っていない状態になるインナーカラーがあるので、それぞれのカラーの色落ちについてまとめました。
暖色系の色
・レッド…薄いピンクになっていく。
・ピンク…少し薄いピンクが残る
・オレンジ、イエロー…ほとんど残らない
寒色系の色
・ブルー…ブルーから薄いグリーンのような色へ変わっていく
・グリーン…薄いグリーンになる
・パープル…ホワイトにちかいイエローになっていく
その他
・グレー、シルバー…ブリーチでしっかり抜いた場合はホワイトに変わっていく。そうでない場合は薄いイエローになっていく。
インナーカラーを長持ちさせるためのセルフケアは?
長持ちにするために必要なことは、髪への負担を最低限にすることです。色を長く楽しみたい方は、カラーシャンプーを使用するといいでしょう。その場合それぞれのカラーに合ったカラーシャンプーを使うとより長持ちさせることができます。
シールエクステで簡単にセルフインナーカラーを楽しもう
シールエクステとは名前のとおり、シールで髪につけるエクステのことです。シールと言っても、髪に貼ったまま1カ月ほど持つと言われております。
そんなシールエクステには、さまざまなカラーがあり、気軽にセルフでインナーカラーを楽しむことのできるアイテムです。
しかし美容室のメニューとしても人気の高いシールエクステですが、セルフで行うと2週間しないで取れてしまうという意見もあります。
できるだけ長い期間つけていたい方は、セルフではなくプロの方につけてもらいましょう。
インナーカラーがおしゃれなヘアアレンジ
ハーフアップヘアアレンジ
派手すぎない個性的なヘアスタイルが好きな方に、おすすめのインナーカラーです。
こちらのカラーはレッドでもくすみがあり、光に当たらないところでは派手すぎない印象にしてくれます。
またインナーカラーは下ろしていると見えにくいですが、広めに入れたインナーカラーが普段からチラッと見えるヘアスタイルです。
ハーフアップでいつもとはガラっと違う印象になれるのも素敵です。
ポニーテールヘアアレンジ
ヘアアクセがなくてもゴム1本で素敵ヘアーができるインナーカラーです。
暗めに入れたラベンダーカラーがツヤ感を出し、色落ちも楽しめるヘアスタイルになります。ローポニー×インナーカラーは、毎日のヘアセットが面倒な方にもおすすめなヘアスタイルです。
後れ毛アレンジ
仕事上、落ち着いた髪型しかダメな方は、インナーカラーを後れ毛のみに入れるヘアスタイルがおすすめです。
こちらは違和感のない春色ピンクのインナーカラーを後れ毛のみに入れることで、甘辛テイストでかわいいヘアスタイルに。
編み下ろしアレンジ
落ち着いたインナーカラーで大人かわいい、ほめられヘアーになりたい方におすすめのヘアアレンジです。
アッシュカラーのインナーカラーで、深みがある落ち着いた雰囲気に。ゴムの部分をインナーカラーの髪でリボンアレンジしゴムを隠しましょう。ポニーテールをたまねぎヘアで大人かわいいを演出できます。
インナーカラーを活かしたヘアアレンジを楽しみましょう。
赤・ピンクのインナーカラースタイル
レッド×ウルフ
ミディアムのウルフカットはセットのしやすいヘアスタイルです。強調しすぎないレッドカラーがワンポイントになり、とてもかわいいです。
インナーカラーの色に合わせてアイメイクやチーク、グロスなどのメイクをすることで、ヘアとメイクに統一感がうまれ、おしゃれ度がアップします。
レッド×前髪インナーカラー
インナーカラーは耳まわりや襟足に入れるイメージですが、前髪にいれることも可能です。前髪にインナーカラーを入れることで、かっこいいにも、かわいいにもなれるますね。
個性的でパッと明るい印象になりたいなと思っている方は挑戦してみてください。
チェリーピンク×ゆるふわロング
インナーカラーが初めてで、ピンクのインナーカラーが気になっている方におすすめのカラーです。
チェリーピンクのインナーカラーは目立ちすぎず、ピンクカラーの中でも、やわらかい印象を与える落ち着いたカラーです。
ゆるふわ巻きで髪に流れをつくり、ふわっとした空気感とツヤ感を演出し、大人な印象になりましょう。
ピンクアッシュ×ショートボブ
黒髪のショートボブは重い印象を与えてしまうことがあります。
しかしグラデーションボブのバックに明るめのインナーカラーを見える部分を入れることで、華やかな印象になります。
かっこいい印象になりたいけれど、暗い印象にはなりたくないと思っている方におすすめのヘアスタイルです。
オレンジ・黄のインナーカラースタイル
オレンジ×ハイライト×外ハネボブ
インナーカラーを入れると簡単に一目おかれる、かわいいヘアアレンジができてしまいます。
オレンジカラーが温かみのある印象に。ハイライトとの相性がよく、とってもかわいい雰囲気になっていますね。
ブリーチしたハイライト部分とインナーカラーが、日に当たるとよりキレイな発色をしていて洗練されたかわいさです。
オレンジ×ショートボブ
黒髪のショートボブに飽きたけど違うヘアスタイルにはしたくない。そのような悩みがある方は髪の一部の色を変えてあげることで問題をカバーできます。
耳まわりにポイントとしてインナーカラーを入れると、髪を耳にかけるだけで簡単にいつもとは違う雰囲気になれますのでおすすめです。
イエロー×アッシュベージュ×ボブ
耳まわりと襟足に入れたイエローのインナーカラーが素敵に強調し、おしゃれヘアスタイルに。
ベースをアッシュベージュにし、ツヤツヤの毛質を演出しています。アッシュベージュとインナーカラーのイエローの相性が◎
個性を活かした自分だけのカラーを楽しみたい方におすすめのスタイルです。
ゴールド×切りっぱなしボブ
ゴールドのインナーカラーが、ミルクティーアッシュのベースとナチュラルになじみ、ゴージャスなスタイルを演出している、切りっぱなしボブのヘアスタイルです。
飽きたらゴールドインナーカラーに好きなカラーをのせて、いろいろなカラーを楽しみましょう。
青・紫・緑のインナーカラースタイル
ネイビーブルー×グラデーション
ネイビーブルーのインナーカラーと、パールダイヤモンドのベースカラーが、透け感も、抜け感もあるヘアスタイルに。
光の当たり具合でいろいろな色を演出するハイトーンのパールダイヤモンドカラーと、シックでどこかミステリアスな雰囲気のネイビーブルーのインナーカラーの相性がとても素敵です。
光加減でさまざまな表情を楽しめるカラー。ぜひ試してみてください。
ブルーとパープルmix×ボブ
白いお肌にブルーがとても似合っていて透明感が抜群ですね。品のあるスタイルになりたい方はぜひ試してみてください。
黒髪とブルーのインナーカラーが、少しミステリアスな雰囲気もあり、美人度をアップさせてくれるでしょう。
ラベンダー×ハンサムショート
クールでかっこいい印象のハンサムショートは、前下がりカットにすることで小顔効果抜群です。
髪を耳にかけると、パープルとピンクの間のようなキレイなラベンダーカラーが見えまた違うかっこいい印象に。
さりげないお洒落を楽しみたい方はインナーカラーがおすすめです。
グリーン×巻き髪
ミディアムスタイルに合わせて、さり気なく出てくるインナーカラーは、おしゃれ度アップ間違いなしです。
輪郭に合わせた前髪と顔周りのインナーカラーが、よりかわいさを引き立てます。
またハイトーンカラーのインナーカラーを巻くことで、さらにかわいくカラーを出せるのでおすすめです。
ブリーチなしのインナーカラー
ブリーチなしグレー×黒髪ミニボブ
カラーをしたことがない黒髪さんにもおすすめのヘアスタイルです。
ブリーチなしのグレーのインナーカラーは、ソフトで目立ちくい優しい色味に仕上がりに。オフィスもOKな品のあるスタイルです。
光に当たるとシルバーのような発色になるのもおすすめポイントです。
ブリーチなしインディゴブルー×ロングストレート
深みのあるインディゴブルーで、色落ちも楽しめるインナーカラーです。ブリーチをしたかのようなブルーの発色がとてもキレイにでていますね。
陽の光に当てるととてもキレイに透け、グリーンやシルバーに見えることもあります。
黒髪のロングスタイルは重みをもたせてしまう場合がありますが、顔周りにインナーカラーを入れることで、すっきりとした印象になれます。ぜひ試してみてください。
ブリーチなしレッド×ショートボブ
レッドカラーでもブリーチなしで派手になりすぎないインナーカラーが楽しめます。
ショートボブにレッドのインナーカラーで、簡単にトレンドヘアになれます。周りに差をつけたい方や、イメチェンしたい方におすすめのヘアスタイルです。
ダークカラーのインナーカラーでひと味違うヘアスタイルに
インナーカラーはハイトーンカラーや目立つカラーを入れる方が多いです。しかしハイトーンも目立つカラーも飽きた方は、インナーにダークカラーを入れるといいでしょう。
ベージュのベースに、濃い目のネイビーのインナーを入れることで、大人なヘアスタイルに仕上がります。
巻き髪で動きをもたせ、全体にオイルをつけて散らすと可愛い質感になり、とてもきれいに見せてくれますよ。
インナーカラーを検討されている方へ
ここまでインナーカラーの魅力を紹介してきました。目立つカラーだけではないインナーカラーは、入れる場所やヘアアレンジしだいで、毎日違う印象を出せます。
またブリーチによる髪へのダメージが心配な方は、ブリーチなしでもキレイな発色をだせますよ。気になっている方はぜひ魅力たっぷりのインナーカラーを挑戦してみてください。
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